口臭治療は、歯科でも行っています。口臭の原因は、精神的、口腔内に原因がある、一過性のもの、身体の疾患によるもの、などいろいろあります。このうち、歯科で治療可能なのは口腔内に原因があるものです。口臭の主な原因は、歯周病菌がタンパク質を分解して腐敗させることによって作られる、硫化水素、メチルメルカブタン、ジメチルサルファイド、などの「揮発性硫黄化合物(VSC)」です。
口臭を抑えるには、歯周病を治療してVSCを発生させないようにすれば良いということになります。歯科では、口臭外来を設けているところもあります。口臭外来で検査を行ったときに、「口臭がない」と診断されても、口臭が気になるという人もいます。この場合、「口臭恐怖症」の疑いがあります。
自身の口臭に対して以上に神経質になっており、他人が鼻を指でこする仕草をみただけで、自分の口臭のせいだと思い込んでしまうこともあります。症状が進んでいくと、人の話し声すべてが自分の口臭の悪口に聞こえてしまったり、自分のせいで家や職場が悪臭を放つようにすると考えて、あちこち転々とするケースもあります。「口臭恐怖症」は軽く考えられがちですが、自殺を考えるほど重症化してしまうケースもあります。必要ない歯科手術を繰り返すなど、金銭的にも精神的にも追い詰められていきます。
口臭がないと診断されても気になってしょうがないという場合には、大学病院の心療内科や近くの心療内科を受診してみましょう。渋谷の歯科のことならこちら
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