歯科クリニックの数は、コンビニよりも多いですが、ひとつのクリニックで全ての治療を行うのは難しくなってきています。昔ながらの歯医者さんは、今も虫歯や入れ歯治療を中心に行っていますが、新規の歯医者さんは、インプラント等の口腔外科も扱うのが主流になっています。歯周病治療ひとつとっても、昔の治療法とは雲泥の差です。昔ながらの歯医者では、目視できる範囲の治療をしていますが、最新の機器を導入している歯医者さんは、細胞レベルの検査、治療を行っています。
患者にとって、どちらが有益かは明らかです。細胞レベルの検査を行うということは、それだけ治療残しが少ないので再発のリスクは軽減されます。細胞レベルの治療を行うということは、治療を最小限度に抑えられるので、傷や痛みは少なく、患者の負担は軽減されます。インプラント治療も、人工歯根を埋め込んで、人口歯を装着すれば完了といった単純なものではありません。
顎の骨密度、アレルギーの有無などの検査も必要になります。口腔外科では手術を行うので、心電図や心拍計、血圧計などの設備も必要になります。そのため、個人の歯科クリニックでは、1人の歯医者さんが全てを担当するのではなく、臨時に麻酔科医や矯正歯科医に来てもらって治療をしています。インプラント治療では、精密な検査が必要ですから、検査だけは地元の基幹病院や他のクリニックで行うことが多くなっています。
検査情報は、ネットを通じて各歯科クリニックに配信されるので、ネットに対応していないクリニックでは、連携が取れず、歯科業界の中で孤立することになります。
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